よくいただくご質問
QSE構法の「SE」とは何ですか?
「Engineering for Safety(工学的に証明された安全性能)」の略です。
安定的な強度の構造用集成材と堅固な接合を可能にするSE金物を用いて、従来木造では困難とされていた構造計算を可能にすることで、地震や台風等の外力に対して安全であることを工学的に証明します。
QなぜSE構法の柱梁には、構造用集成材を使用するのですか?
在来軸組工法において一般に使用される無垢製材は強度性能のバラツキが大きく、性能が安定しません。
一方、構造用集成材は「科学された木材」と言われ、性能が安定しています。
構造の安全性を保証するSE構法は部材の信頼性を重視するため、全て構造用集成材を使用するのです。
Q構造用集成材は剥離することはありませんか?
構造用集成材の接着性能は安定しており、剥離することはありません。
SE構法の構造用集成材は全てNCNが指定したJAS認定工場で製造されており、また接着剤の塗布管理等を常に検査していますので集成材の接着の信頼性は高く剥離することはありませんのでご安心下さい。
Q集成材の耐久性はどれくらいありますか?
集成材は120年前に欧州で開発され、1927年建造のコペンハーゲン中央駅では建造当時の集成材が現在も駅舎の構造躯体として利用されています。
現在では接着技術も向上していることも考えると、木材部と同等の耐久性能を有していると考えられます。
Q構造用集成材の接着剤からの化学物質の揮発は大丈夫ですか?
近年問題視されているシックハウス症候群に対応するため、SE構法ではホルムアルデヒドの放散量がほとんどない、JASで認められた「F☆☆☆☆」等級の安全な集成材を使用しています。
QSE構法は火災に強いのですか?
集成材は通常の木材と同じように燃えますが、無垢製材などのように乾燥割れが少ないため「燃え代計算」という設計手法により準防火地域においても室内に梁を「あらわし」仕様で準耐火建築物にすることができます。